12月末の代謝制度(※)で競輪界を去ることとなったガールズケイリン120期生・濱野咲。夢と希望を抱きガールズケイリン界へ飛び込んだルーキーを待ち受けていたのはストレート代謝という厳しい現実だった。心境そしてこれからについて松本直記者(デイリースポーツ)がインタビューを交えお届けします。
東京都新宿区出身で、体を動かすことが大好きだった濱野咲。小学3年生から始めたバスケットボールは中学まで続けたが、高校では野球部のマネージャーを志願し、プレーヤーから裏方へ回った。
「2つ上の兄が野球をしていて、兄が通っていた高校の野球部の方に誘われてマネージャーになりました。将来は体を動かす仕事をしたかったし、マネージャーをやることも経験になると思ったので引き受けました。マネージャー業務は大変でした。毎日泥だらけになったけどとてもやりがいのある仕事でした」
ガールズケイリンとの最初の出会いは高校のスキー合宿。濱野がいるグループに付いたインストラクターが荒井春樹(引退・長野・99期)だったのだ。濱野の母が競輪関係の仕事をしていることもあり、荒井の応援で競輪場へ行くと濱野の気持ちに変化が芽生えた。
「荒井さんの応援に競輪場へ行って、生の競輪を見たら格好良かった。家に帰ってすぐ、母に“競輪選手になりたい”と伝えました。担任も元担任も競輪選手とつながりがあって、話がスムーズに進んでいった。ガールズサマーキャンプにも参加して、競輪を本当にやってみたいと思えた」
試験は適性で受験し、1回目の挑戦で合格。高卒現役組で養成所入学を果たした。120期には吉川美穂、山口真未と自転車競技経験者も多く、練習は付いていくだけで必死だったそうだ。養成所での在所成績は18位。デビューに向けて不安しかなかったがデビュー戦は待ってくれない。
2021年5月、ルーキーシリーズ初戦の静岡でデビュー戦だったが、注目されたのはレースの成績ではなく愛らしいルックス。戸惑いの気持ちがあったという。
「デビュー戦はネットで取りあげてもらったけど成績が悪かったし、つらかったですね」
本デビューは7月の知り合いも多く駆けつけた地元京王閣。好スタートとは行かなかったが、12月の取手で初めて予選で車券に貢献(予選1で3着)し、光が見えたかに思えた。
「取手は悔しかったですね。レースに少し慣れてきて初日は車券に絡むことができた。最終日の一般戦も高木佑真さんに付いていければ2着があったかもしれないのに、判断ミスで佑真さんに接触して落車。過失失格でした。本当に悔しかった」
翌2022年も状況はなかなか変わらなかったが、そんな濱野に救いの手をさしのべたのがガールズグランプリ10年連続出場の石井寛子だった。
「デビューから1年たった頃でした。まさか寛子さんから声をかけてもらえると思っていなかったので嬉しかったです。5月の弥彦で落車をしてもうダメかなと思ったけど、せっかく寛子さんが声をかけてくれたんだし、やれるだけやってみようと」
休む時間もなく石井寛子と練習に明け暮れた。濱野にとってはハードな練習だったが、“クビになりたくない”一心で打ち込んだ。だが、時間が足りなかった。代謝の対象から抜け出すことはできず、1年半で選手生活にピリオドを打つことになってしまった。
ラストランの2022年12月立川は同期の多い開催。苦楽を共にした仲間と最後まで一生懸命駆け抜けたが、駆けつけてくれた大勢のファンに濱野は心揺さぶられた。
「ラストランで結果を出すことはできなかったけど、お客さんの声援が多くてうれしかった。ガールズケイリンの選手になって本当によかったと思いました」
今後については「少しゆっくりしていろいろ考えたいですね」と未定の様子。「車券を買える立場になるし、競輪場へ同期の応援にいきたいですね」と同期の応援をするつもりだ。
※代謝制度…ガールズケイリンにおける登録審査制度。毎年6月末と12月末に、成績下位の選手を強制的に引退させる制度で、ガールズケイリンでは3名が強制的に選手登録消除の対象となり、選手生活を継続できなくなる。
>>1
1年半くらいで辞めさせるならもっと門を厳しくした方が良いと思うけどなぁ
才能で選ぶなら出口を厳しくするんじゃなくて入り口を狭めないと
>>1
男だと相当のじいさんでもやってるよな
まあかなり特殊な経験は今後のネタになっていいよ
まさにお話にならないレベルだったからな。仕方ないよ
「代謝」ってネーミングがすごいなw
代謝か
ガールズだと毎年3人だっけ
採用即クビは厳しいなあ…。
>>6
新人はポジション取らせて貰えないので最初は一番後ろを走ることになる
勿論そのままでは勝負にならないので残り一周ぐらいでポジション上げて行く
それを見た先輩選手がその新人を風避けに使って一緒に上がって最後は新人交わして勝つ
新人はバテて最下位
ガールズってそういう糞みたいな世界なんよ
>>171
普通の競輪道やんけ
強制は意味不明制度だな
>>7
プロならどこの世界でもあることだろ
ルックスだけでチヤホヤされたいだけならアイドルでもやっとけばいい
>>8
アイドルだとこの子みたいなかわいい子たくさんいるからチヤホヤされにくいんじゃないかな
成績がすべてだからな
実力の世界だし仕方ないね
脚力がないの?
競輪脳が悪いの?
競輪ってクビってあるのか
競馬も競艇もクビあるの?
ダラダラとしがみつかないで若いうちに新しい人生を頑張れるからまぁ
30歳いくらになってからいきなり職を失うとキツイし
勝負の世界で実力がないものが排除されるのは正しい
若いうちに再スタートきれるし制度がないと決断できない人が出てくるからな
可愛い場合「実力の世界とは言え可哀想だな」
ブスな場合「実力の世界だ、諦めろ」
勝負の世界だからしょうがない
全く前に出られなかったし
むしろ若いうちにクビにしてくれた方が再就職しやすいだろ
競輪界は優しい判断じゃん
代謝って誤字かと思ったw
そのままの意味の制度なんだな
かわいいからなんとかなるよ
競輪は諦めるしかないけど…
実力がないんじゃクビでもしかたないわな
騎手も代謝したほうがええな
昔だと競輪、競艇学校に行くやつってスポーツはそこそこできるが進学できないアウトロー達の行くところみたいな感じだったけど今は違うのかねえ
オートレースはデビュー後数年ダメでも即代謝って聞かないけど保障期間あるのかな?
自分から辞めた高木真備とは違ってクビだし
ミッドナイト競輪の3日目の1レースとか負け組だらけよ。クビ寸前
実力がないと直ぐに落とされるんだっけ?競輪の人気が上がり追い出されるとは皮肉だな
グラビアから転身した日野未来は普通に優勝するレベルになったな
可愛いで許してもらえるのは競馬だけ
>>123
騎手の能力が50%と詳しい人は言ってたけど馬が90%だと思う
ガールじゃなくなった人も代謝制度でいなくなる?
競輪選手は太ももで人を殺せるようになったら一人前って寺田心くんが言ってた
男はラインがあるからクビ寸前のルーキーを先輩が引っ張ることが稀にある
ガールズはライン禁止でほぼ個人の実力の世界
データ見たら1年半の通算成績が3着1回、棄権2回、失格1回で、他119回は着外とあるからなあ
本人も続けていくにはしんどい状況だったかもね
地方競輪ってないの?
長い下積みを経て芽が出るなんてことはないから早々に引導を渡すということなのかな
ガールズはスピードスケートからもっと転向してくればええのにな
高木姉妹とか2000万円は稼げるやろ
力がない人は養成所の段階でちゃんと落としてあげないとダメだと思う
この成績でもクビにならなかったら生活できる収入があったってことかね
毎年6人強制引退なのか
プロへの敬意に繋がるし良い制度では
どうせ可愛い詐欺だろと思ったけど、想像してたのよりはマシだった
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